ちゃんとした屋根工事やリフォームを行ってくれる
業者の見分け方・ポイント
瓦が飛ばされたり、屋根から雨漏りに見舞われた場合など、屋根に不具合が発症したらどちらの業者に屋根の修繕を要請するか思い悩んでしまうことはないですか？
屋根の修繕が可能な業者は工務店・屋根工事業者・防水工事業者・リフォーム会社など様々です。
しかしながら、修繕しても雨漏りが治らなかったり、高価な修理代を請求されたりというようなトラブルも数多く起きています。
理由は悪徳業者です。国民生活センターによると、修繕に関係したトラブルで、なんと1日につき15件以上もの相談が寄せられています。トラブルから身を護ることを考えれば、安心できる業者を判別することが重要です。
安心できる業者を見分けるには
●地域で実績が認められ多数の施工実績を積んでいる
●ちゃんとした時間を掛けた調査を行ない、画像等の直接的な提示を根拠にしている説明が可能
●出した見積金額に満足いく解説がきっちりと行なえる
そういった特色を持っている事が見て取れる業者は、確かな腕を持つ屋根修理業者の確率が高いです。
屋根の修理業者に契約書を交わす前にわかっておきたい、優秀な屋根修理業者の見分け方と、信用できる業者の特徴を解説します。
屋根の修繕はどういった業者に依頼すればいい？
いずれの業者に屋根の修理を依頼するか・・
まず建築した家が新築より10年未満の住宅なら「瑕疵担保責任期間（かしたんぽせきにんきかん）」ですので、建築したハウスメーカーにお願いしてください。
上記責任期間の決まり事によって、住宅を建てたメーカーが無償で修繕を行う責任があります。
ところが新築から10年以上経過している、中古住宅だから建築業者がはっきりしていない、任意の長期保証も備わっていないと言うようなケースでは「屋根工事業者」に依頼することをおすすめします。
屋根工事業者とは、瓦やスレート・金属板など、屋根を葺く工事を行う業者で、雨仕舞いの専門知識や屋根材を現地で作製するなどといった高い職人技術が必要とされる屋根の専門業者になります。
屋根工事業者では無くて、工務店やリフォーム業者に頼んだところで、実際の工事は下請けの屋根工事業者が担当しているため中間マージンが生じる仕組みであると言えます。
余計な費用を抑止することを望むなら、信頼できる屋根工事業者に直接申し込んで屋根の修理をしてください。
信頼できる屋根修理業者の特徴
信頼できる屋根修理業者は、前述しましたがこの３つの特徴があります。
●地域で実績が認められ多数の施工実績を積んでいる
●ちゃんとした時間を掛けた調査を行ない、画像等の直接的な提示を根拠にしている説明が可能
●出した見積金額に満足いく解説がきっちりと行なえる
具体的に、どの様な事で理由は何であるか解説していきたいと思います。
●地域で実績が認められ多数の施工実績を積んでいる
屋根修理業者は、地域で実績を持つ業者を選択しましょう。その理由は屋根はお客様では判りにくい箇所である為、逆の立場から想定するといとも簡単に騙しやすいためです。
例として、屋根に損傷があると聞かされても、お客様ご自身で見極める事は大変難しい作業ですし、高所に上る作業となってしまうので大きな危険を伴います。
そんな訳で、悪徳業者はこの事を逆手にとって、実際のところ軽微な傷や削損傷も、重篤な損傷とおおげさに言い伝えて、それがお客様が確認できないためにまかり通ってしまうものなのです。
この状況では、仮に見積りが安く設定されていても、実体のない業者にお願いするのは不安です。
そのため、信頼性が大事になってきます。同じ地域で長く屋根工事業を営んでいて、実績を積んだ業者なら安心です。
同じ地域で長く続けられるということが、実績の積み重ねに結びつき、信頼性の証だからです。
更に優良な業者ですと地域の人の口コミも良いものが集まること請け合いです。その評判が更に信頼性を上げる事になります。
●ちゃんとした時間を掛けた調査を行ない、画像等の直接的な提示を根拠にしている説明が可能
例えば、屋根の雨漏り修理の場合、原因がトラブルの原因が屋根単体だけに限定できません。
外壁のサイディング割れや、野地板の腐食であるケースもあります。
そのため、完全に雨漏りを直すには、ちゃんとした調査が必要となります。
従ってすすんで屋根裏も確かめる業者はその様な理由でしっかりと雨漏りが生じる原因は外側だけではないと認識していると言う事になります。
更に屋根に上って、調査に30分以上の時間を費やしたならば、優良業者である可能性が高まります。
この理由は屋根の異常の原因特定の判断はかなり難しく、5分や10分程度ではまず終了しないからです。
優良業者はこの難しさを熟知しているので、すぐに原因らしき箇所を発見しても、これ以外の異常は存在しないか徹底的に点検します。
反対に悪徳業者は、契約ノルマに急かされており、1件あたりの所要時間を減らそうとします。
悪質な業者だと、住人が確認して出来ないのをいいことに、問題のない箇所を壊して、それを異常として報告します。
丁寧な時間を掛けた調査によって、今目の前にある問題ができる原因を突き止めその原因を画像等を見せながら屋根の修理の専門用語を解りやすい言葉に変えて解説してくれる業者は信頼できます。
屋根修理業者は、きちんとした調査を行って画像等の具体的な提示を解りやすく解説してもらえる業者を選びましょう。
●出した見積金額に満足いく解説がきっちりと行なえる
屋根の修繕には損傷の具合によって思いもよらぬ高価な費用がかかるケースがあります。
その為どの様な場合におきましても、業者は依頼主がこれらの金額で良いと口に出して納得できるまで丁寧な説明をしなくてはなりません。
『屋根工事一式』なんていう風にして大まかな見積りを提示してくる業者もいるわけですがこの見積では何をしてくれる工事なのか判ったものではありません。
優良業者であるのなら、また依頼主からの質問にも丁寧な返事を納得いくまで説明してくれるはずです。
解説が詳しく、見積金額の内訳が細かい見積もりをくれる業者ならば、信頼性は間違いないでしょう。屋根修理業者は、見積金額に納得できる説明がちゃんと出来る業者を選びましょう。
信頼できる屋根修理業者を探す方法
ではどの様に信頼のできる屋根修理業者を探せば良いのでしょうか。
信頼の置ける屋根工事業者を探す方法として…
●インターネットのホームページ
●知人などの紹介
が挙げられます。
それぞれの方法ごとに工事業者を選ぶ気にすべきポイントを紹介します。
●インターネットのホームページから
インターネットのホームページから、信頼できる業者を見つけ出しましょう。
どうしてかと言うと、近年インターネットから様々な情報をいとも簡単に手にすることができるようになったからです。
その為、自社のホームページを開設している屋根修理業者も多数で、地域の屋根修理業者も探しやすくなっております。
更に信頼できる業者のホームぺージの見分け方としまして会社の情報（住所・電話番号・代表者の氏名・創業年月日・資格など）が手ぬかりなく包み隠さず記載されているかを確認してみましょう。
代表者やスタッフの顔写真も掲載されているとより信頼性が上がります。
この様に持っている情報を開示して、お客様に「当社はこの様な会社です。」と自信を持って公開できる業者はまずは問い合わせをしてもよいかと思います。
逆に言えば大袈裟な広告やキャンペーン情報ばかりで内容が伴わないホームページにはご留意ください。
●知人や友人の紹介
とても単純な方法ではありますが知人や友人の紹介から、信頼できる屋根修理業者を探すのも効果的です。
何故かと言えば、その知人・友人が＂業者の仕事に対して良かった・満足したから”紹介しているため、信頼できる可能性が高いです。
とは言っても、紹介してくれた業者が他の現場でも、施主の希望通りに請け負ってくれるとは限りません。
その件に関しては現場が違えば、修理箇所や工事内容が異なるためです。
従ってこれは”安価だった”とかの評判ではなく、”その工事の後に工事個所にトラブルが無かったか”を聞くのが近道かもしれません。
優良で良心価格な業者に出会うため「相見積り」を
優良な業者に出会えたとしても、屋根の修理費用は、見積をとった業者によってバラバラなのが常です。
それは、屋根の修理は専門性が大変高く、「業者の得意・不得意が大きい」ことが要因です。
同じ工事でも、業者によっては金額が倍近く変わることも結構見られます。
提案された修理内容がベストな選択肢であるかは、素人には判断がつけられないと思います。
屋根の修理費用は、予測することが非常に難しく、同じ坪数の家でも、屋根の形状や傾斜によって面積が大きく変わるため家のサイズが工事費用の目安にならないところが困難なところです。
そこで活用したいの複数の業者での相見積りです。
相見積りを取ることにより、優良な業者に出会う確率をアップして、金額的・作業的に納得できる工事を受ける事が可能だと言えます。
相見積りの結果を受け、一番費用や工事内容に納得できる業者を選ぶことで、コスト的にも仕上がり的にも最適な工事を行うことが可能なのです。
特に雨漏りしていますよ…なんて言われると、追いつめられた状態になって直ちに契約してしまう人が多いのですが、グッと我慢して他の業者にも見てもらうようにするといいでしょう。
逆に相見積りを取っていると言う事に対して異論を唱えない業者は優勝な専門業者と言えるでしょう。
見積提案をし、今日決めないとダメ！と契約を急かすようではその業者は怪しいかもしれません。
