シロアリ防除のイメージ図

シロアリ被害の深刻性

近頃、床下の低い建築物の増加に伴って、シロアリの被害に悩む人が増加しています。
シロアリが家に根を下ろしてしまうと、駆除しない内は、どんどん屋根裏や床下などの木材が食べられてしまうことになるのです。
また、シロアリは木材だけでなく、合成樹脂やレンガも食べるので、どんな建築物も被害を受けることが考えられます。
特に、建物を支える柱に侵食が進むと、家全ての耐久度が大きく低下し、地震や災害に堪え切れなくなる可能性が増大するのです。

このようにシロアリによる被害は、単に木材が食べられているのはもちろん、家全体の生命に関わる深刻な問題です。
土台となる木材や柱にシロアリの侵食が進行すれば、家屋の耐久度は制限なく下がってしまいます。
うなると震災が起きたときには耐え切れず、家屋が倒壊するケースがあります。
つまりシロアリによる被害はその結果命に関わる恐れがあるのです。
そういうふうな被害を防ぐためにも、あらかじめシロアリ防除をしておく必要があります。 

シロアリ防除と聞いて、思い浮かべるのは、「シロアリの被害が起きないように、予防施工をする」ことじゃないでしょうか? 
実際には、シロアリ防除には、建築物の新築時に行う予防処理と既存建築物に対して行う処理があります。
新築時に行う処置は、シロアリの被害と腐朽を押さえ付ける事を目的として、既存建築物の処置は建築物を食害しているシロアリを退治し今後の蟻害を予防する場合と現在蟻害は無いが、先を見据えた予防の為に実行する場合とがあると言えます。
そのため、一言で防除といっても、それぞれのケース次第でしておくべき施工内容や費用が違うものです。

シロアリ防除工事の方法と内容

シロアリの防除工事には、以下の3種類があげられます。

・土壌処理
・木部処理
・ベイト工法 

上記の施工方法は、家屋の構造や状態に合わせて使い分けられます。

・土壌処理

周辺の土壌に対して薬剤散布を行う施工方法です。
時期に影響を受けることなく行える、速効性が期待できるのがメリットですが、薬剤散布をやるので、少なからず周辺の環境へ悪影響を齎すデメリットが有ります。

・木部処理 

家の木材に対して薬剤散布を行う施工方法です。
土壌処理同様に時期に影響を受けることなく行える、速効性が期待できるのがメリットですが、やはり薬剤散布をやるので、少なからず周辺の環境へ悪影響を齎すデメリットが有ります。

ベイト工法

ベイト工法とは、薬剤を混ぜ合わせたエサを設置してシロアリを駆除する方法です。
環境への負担を抑制することが可能なのがメリットですが、効き目が現れるまで少々の時間がかかってしまうと言うデメリットが有ります。


シロアリの被害が進むと、家の歪みや倒壊につながります。
そのため、シロアリを発見したらすぐに駆除することが重要になります。
しかし、一度シロアリの駆除をしても、再発する可能性があると思います。
そこでシロアリが発生しないように防御対策をする事は、駆除と同じくらい重要だと断言できます。
シロアリ駆除を行うときは、予防対策を合わせてするようにしましょう。

シロアリの防除は5年に一度がおすすめ

シロアリの防除や予防に使用される薬剤の効力は最近では5年が目安です。
過去においては強力な成分を使っていたため、10年以上効果が保持していました。
しかし、安全面を考慮した薬剤を採用するように規制が変わったことで、薬剤の効力は5年程度になったというわけです。
そのため、薬剤の効力が切れるタイミングに再度防除がなければ、被害を受ける可能性があるでしょう。

前回のシロアリ予防から5年以上立つケースは、業者への調査や予防を検討してみましょう。 


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