クロス工事作業の様子

クロス工事とは、クロスに関する工事全般を意味しています。

クロス張り工事・クロス張替え工事などがそれに当てはまります。
ベースの上にクロスを張る工事や、古くなったクロスを張り替える工事などがクロス工事です。


クロス工事の種類と特徴一覧

・クロス張り工事

クロス張り工事は内装仕上げ工事に区分されます。クロスに下地には石こうボードが採用されることが殆どです。
しかし石こうボードは継ぎ目やビスの跡などが見られます。
この上からクロスを張ると皴などが出来てしまう可能性が大きいので、石工ボードのパテを使って下地処理を行います。そして平滑の状態になったボードの上からクロス張り工事を行います。

・クロス張替え工事

経年劣化による壁の汚れ黄ばみなどを綺麗にするために行われるクロス張替え工事です。工事の流れはクロス張りとさほど開きがありません。

クロス工事のフロー

クロス工事は、下地工事が完了した後の仕上げ工事です。
クロス工事の施工時は壁とクロスの間にホコリやごみが混入すると出来上がりがボコボコになってしまう為、原則として他の工事と被ることがない工程となっています。
原則として他の工事と被ることがない工程となっています。
以下は手順です。

1.パテかい

石こうボードへパテかいを実施して、平滑な下地にしていきます。
内容としては石こうボードの継ぎ目やビス跡にパテを塗りこみます。更にパテが乾ききったら研磨紙などで削り段差をなくします。
ただしパテが完全に乾ききるまでには数日間~1週間ほど掛かるというのが一般的です。

2.クロス張り

パテが乾き切ったのを見計らって、いよいよクロス張りを行います。
天井・壁と順番にクロスを貼り、クロスの裏面に、専用の機械などで糊付けします。(素材により糊の量を変えるなど、精密な工夫が絶対必要です。)
※クロスとクロスの間にエアが入るとはがれやすくなってしまうため、確実に接着させることが求められます。
クロスの継ぎ目は後から処理するので、ちょっとだけかぶせます(オーバーラップ)。 

3.完了 

クロスの張り付け・乾ききって初めてようやく家具等の他の内装の設置を行い次の工程に移行します。
乾燥する前に他の職人が出入りして、壁にぶつかるだけだとしてもずれたり破れたりしてしまうからです。
クロス張替え工事においては、更にこれに未作業部分への養生作業や古いクロスを剥きとる作業が加わります。


新築工事におけるクロス工事は内装工事の仕上げ工事であるとのことです。 
部屋の内装における最後の工事なので、普通以上に集中する力が求められる工程です。
またパテ埋め作業も仕上げとして大きく影響してきますので施工にはキチンとしたチェックを欠かすことが出来ません。

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